以下では、「AIを活用して個人でも始めやすい・伸ばしやすいビジネスモデル」を、大人世代(いわゆる“おとなの秘密基地”を楽しむ層)にも分かりやすい視点で紹介します。どれも専門的すぎず、趣味や日常生活の延長でチャレンジできるものばかり。ぜひ「こんなふうに活用したい」というイメージを膨らませながら読んでみてください。
1.“AIアート”で楽しみながら収益を得る
こんな方におすすめ
• 絵を描くのが好き、写真を撮るのが好き、イラストやデザインに興味がある
• 「ちょっと変わったアート作品で人を驚かせたい」と思っている方
• デジタルやSNSで作品を発表するのが楽しいと感じる方
ビジネスの概要
AIアート生成ツール(Stable Diffusion や Midjourneyなど)を活用して、自分好みのイラスト・画像・アート作品を作り、オンライン販売やグッズ展開を行う。自分でゼロから描かなくても、プロンプト(AIへの指示文)次第でオリジナル感あふれる作品が作れます。
具体的な進め方
1. テーマを決めてAIアート生成
• 「レトロ喫茶風のイラスト」「おとぎ話に出てくるような動物アート」など、自分だけの世界観を設定
2. 作品をSNS・オンラインギャラリーに出品
• MinneやBASEなどのECサイトでポスター・デジタルデータを販売
• SUZURIなどのサービスで、Tシャツやマグカップなどのグッズ展開も◎
3. ファンを増やして、継続販売や受注制作へ
• 「こんなイメージのイラストがほしい」といった依頼を個別受注する形もあり
4. ワンポイント:AIアート講座やワークショップを開催
• リアル・オンライン問わず「誰でもできるAIアート講座」を開く
• 「大人がはじめるAIアート教室」と銘打ち、参加費や講座動画を有料販売
メリット・ポイント
• 初期投資が少なくすむ
アート生成ツールの多くは無料や低額プランあり。PCさえあればOK
• 趣味×ビジネスのハイブリッド
「こんなアートを作りたい」という発想をカタチにしつつ、販売もできる
• 在庫リスクが少ない
グッズ販売も受注生産サービスを使えば、在庫を抱えるリスクなし
2.AIで“デジタル終活”サポート
こんな方におすすめ
• 親世代や同世代の方から「PCやスマホの使い方を教えて」と頼まれることが多い
• 整理整頓や情報管理に興味があり、コツコツ作業が嫌いじゃない
• 人助け・相談役になるのが好き
ビジネスの概要
「デジタルで溢れた写真やファイル、SNSアカウントなどを整理したい」「相続や保険のデータをどこかにまとめておきたい」――そんな声に応え、AIツールを使いつつサポートを行う。AIを利用することで、画像認識や文書仕分けが高速にでき、個人でも十分に対応しやすくなります。
具体的な進め方
1. メインとなるAIツール・サービスを決める
• 写真や文書の自動タグ付けができる無料/有料ソフト・クラウドをリサーチ
2. メニューを設定
• 「写真整理パック:2時間コンサル+AI自動タグ付けサポート」
• 「SNSアカウント整理+デジタル遺言書作成アドバイス」
3. サービス提供(リモート・訪問)
• Zoomや訪問で「一緒にファイル整理しながら使い方を解説」
• AIによるタグ付けや自動分類が終わったら、必要に応じてアルバム形式にまとめて納品
4. サブスク・継続プランも検討
• 半年~1年ペースで「定期的に新たなデータを整理する」継続プラン
• 家族分まとめて割安プランなど、ニーズに合わせて柔軟に
メリット・ポイント
• 今後ますます需要が伸びそう
デジタル資産(写真・書類・SNSアカウント等)の整理は誰もが必要
• AIで効率化
画像認識やテキスト整理で人力作業がグッと減らせる
• ビジネスとして差別化しやすい
「個人間のサポート」にAI要素をプラスしているケースはまだ少ない
3.AIパーソナライズで楽しむ“オンライン趣味サロン”
こんな方におすすめ
• 何かひとつ得意な趣味・ジャンルがある(例:園芸、釣り、キャンプ、料理、DIYなど)
• オンラインで人と交流するのがわりと好き
• 「コミュニティ運営」に興味がある
ビジネスの概要
趣味を軸とした「オンラインサロン」を立ち上げ、会員どうしの交流や勉強会、情報共有を行う。その際、AIチャットボットやAIツールを使って会員同士の質問・学習をサポートする。いわば「ホビーコミュニティ+AIアシスタント」を組み合わせた新感覚のオンラインサロンです。
具体的な進め方
1. サロンのテーマや目的を明確に
• 「週末DIYを楽しむサロン」「日本酒を深く味わうコミュニティ」など、ピンポイントに絞る
2. AIチャットボットを導入
• 例えばSlackやDiscordにAIチャットボットを組み込み、「材料の分量や作り方」を質問するときの初期回答役にさせる
• 自分の経験にもとづいた解説は、サロン主宰者が補足
3. オンラインイベントやワークショップを定期開催
• AIで作った企画書・レシピ・マニュアルをベースに、オンラインで実演や雑談
4. 会費の設定と運営
• 月額1,000~3,000円程度で「AIサポート+主宰者のアドバイス+コミュニティ交流」が得られる
• 会員が増えたらプラン拡張、リアル交流イベントへの誘導も可
メリット・ポイント
• 運営の手間をAIが軽減
最初のQ&A対応などはチャットボットに任せられるため、個人でも気軽にスタート
• 趣味の延長でOK
自分が本当に好きなテーマでサロンを作れば、楽しみながら収益化
• 会員同士の交流が一番の価値
AIで補えない“生身の語らい”が残るため、うまく使えば独自色を出しやすい
4.“AIライフスタイル診断”でプチコーチング
こんな方におすすめ
• 友人や家族から「あなたに相談すると気持ちが整理できる」と言われるタイプ
• コーチングやカウンセリング、ライフプラン設計などに興味がある
• 健康づくりや日常習慣の改善に関心が高い
ビジネスの概要
日常生活の「時間管理」「食生活」「運動習慣」を、チャットGPTなどのAIと連携しながら診断して、改善アドバイスをするプチコーチングビジネス。
たとえば、以下のように進めます。
1. フォームから利用者の状況をヒアリング
• いつ起きていつ寝ているか/1日の過ごし方/現在の食事や運動レベルなど
2. AIを使って“ライフスタイル診断”を実施
• フォームの回答をAIに要約させ、具体的な改善アイデアをリストアップ
3. コーチ(あなた)のアドバイスを加える
• AIの提案をベースに、「実現性」「継続のコツ」を肉付けして、本人に提案
4. 定期フォロー or 月額コースで継続サポート
• Zoomやチャットで1週間ごとに小さな振り返り・アドバイス
メリット・ポイント
• 独自のカラーを出せる
「運動苦手な50代向け」「家事育児で忙しい人向け」など、ターゲットを絞ると◎
• AI+人間の二段構え
AIが出してくれたプランを“精査”するだけなので、コーチング未経験でも敷居が低い
• 場所を選ばず実施できる
在宅でオンライン完結OK
5.“AI情報整理代行”でおとな世代向けのお助け屋
こんな方におすすめ
• 「検索力」に自信がある、ググるのが得意
• 家電やスマホ操作、Webサービスの活用にわりと詳しい
• 人助け・アシスタント的業務で感謝されるのが好き
ビジネスの概要
ちょっと複雑な調べものや情報のまとめを、AIを使ってサッとこなす“便利屋”的サービス。たとえば、「海外旅行のプランを立てたい」「子供が使うタブレットを選びたい」「引越し先での病院・公共施設の調べものをしたい」など、ネット上に散らばる情報を代わりにまとめ、必要に応じて追加アドバイスも行う。
具体的な進め方
1. WebサイトやSNSで「AI情報代行屋」として発信
• 料金プラン例:「30分3,000円」「複雑な依頼は追加1,000円/10分ごと」など
2. 依頼を受けてAI+自分の知見で検索・比較表を作成
• ChatGPTや検索エンジンのAI機能を併用し、情報を集約→自分で最終チェック
3. 納品ファイルを作成し送付
• 分かりやすい箇条書きや表で要点だけまとめる
4. 個別相談やアドバイスも付加価値に
• Zoomやチャットで「実際にどれがベスト?」「手続きはどうする?」にフォローアップ
メリット・ポイント
• やや面倒な調べごとに強み
AIで一気に情報収集→不要情報を省きつつ、依頼者に使いやすい形に仕上げる
• 日常的ニーズが幅広い
家電・旅行・引越し・冠婚葬祭・学校選びなど、おとな世代が意外と困る場面は多い
• ネット+AIがあればOK
PC1台で始められ、リモート完結
まとめ
今回ご紹介した5つのアイデアは、あくまで“きっかけ”にすぎません。ポイントは「AIだからこそ個人でもスモールスタートしやすく、効率を上げられる」という点。大掛かりな設備投資や専門知識がない状態でも、AIをうまく使えば「こんなサービスができそう!」という可能性がいくらでも出てきます。
• AIアートで作品を販売・講座を開く
• デジタル終活サポートで写真・書類の整理のお手伝い
• オンライン趣味サロンを作り、コミュニティ+AIサポートを組み合わせる
• AIライフスタイル診断でプチコーチング
• AI情報整理代行でおとな世代のお助け屋
まずは小さく始めてみて、得意分野との組み合わせや工夫を加えていけば「自分独自のビジネス」へ育てていくことが可能です。
「AIに仕事を奪われる時代」と言われる一方、個人でもAIを使いこなし“自由に作り出せる”時代ともいえます。ちょっとしたアイデアと行動力があれば、まだまだチャンスは無数にあるはず。ぜひ、本記事をヒントに「AIネイティブ × 自分の好きを活かしたビジネス」への一歩を踏み出してみてください。
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